あくびがでる理由 脳が酸欠状態、中医学では陽気の宣発が失調
 ゴールデンウィークも終わり、学校や職場で五月病の方はいませんか?
遊びすぎで体がだるい、新しい環境でまだまだ緊張しているはずが「あくび」がでてしまう等々・・
あくびは日本(海外でも?)だと失礼にあたり、あくびがでて辛い時、コーヒーを飲んだり、自分の足をつねったり。こんな経験した人いると思います。
 あくびは医学的には、脳の酸欠状態=二酸化炭素の濃度が高くなると起こると言われています。
その為、脳から「フレッシュな酸素を吸収してくれ」と信号がでている訳です。
よくあくびは伝染すると言われたりしますが、これは同じ環境でいると、みんな脳が酸欠になるためだと思います。
こういう時は脳が疲れているので、睡眠をとるか、軽く運動してリフレッシュしましょう。
ただ、やたらと生あくびが出る人は、大病の恐れもあります。脳卒中や、睡眠障害です。注意しましょう。
日本では漢字で書くと欠伸と書いたりしますが、中医学ではあくびの事を呵欠(かけん)といいます。

中医学ではあくびの事を呵欠(かけん)

こまかく症状をわけたりもしますが、基本は陽気の宣発が失調したときにおこり、
気の滞りが長く続くと、血液も滞り(血瘀)が生じるのでその滞りを流すために起こると考えています。
中医学の基本原理で
気は血の帥、血は気の母 (気は血の最高の指導者、血は気のお母さん)
とあります。気と血の関係はとても密接です。
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