手首がパキパキ音が鳴る、音のパターンは3つ!鳴る瞬間の動画あり

首をひねると音が鳴るんです。パソコンしたあとや、同じ状態でいた後に「ポキポキ」、「ゴリゴリ」、「ギシギシ」時には、「パキッ」となります。

痛くも無いし、クセになっています。あなたも同じ経験ありませんか?

Tweetを見ても、手首が鳴る人は多いとわかります。

手首が鳴るのは「クラッキング」とよばれますが怖い病気でないので安心してください。しかし、症状によっては病院に行く必要もあります。

今回は痛みがある時の応急処置や、病院に行くべきか、そのままでもいいのか判断する参考と、自分でもできる改善方法をお伝えします。

手首は鳴りかたによって症状が違います

手首に限らず、関節が鳴る原因は色々な説があります。いったいどうやって手首の音が鳴っているのでしょうか?

「ポキポキ」と鳴るのは滑液に気泡ができている

手首も指も「ポキポキ」と自分で鳴らす人がいますよね。私も鳴らせませす。この「ポキポキ」はクラッキングとよばれます。

手首に限らず、関節は滑液包(かつえきほう)に包まれており、中に滑液(関節液ともいいます。)が入っています。滑液の中に気泡が発生すると、破裂したようなポキポキと音がします。
滑液は潤滑油のような役目をしてくれます。

関節内部図 引用

画像引用先:人工関節ライフ※1 関節の痛みや人工関節について知りたい方のサイトです。

カナダのアルバータ大学の研究チームの発表だと、310ミリセカンド(ミリセカンド=1000分の1秒)のスピードで滑液の中に気泡が生じています。

参照サイト:womenshealthmag.com※2 (海外サイト)

MRIの画像です。関節がどうなっているか解ります。(音声なし)たったの6秒なので見逃さないようにしましょう。

「ゴリゴリ」と手首が鳴るのは関節がゆるい

手首は8個の小石のような骨「手根骨」(しゅこんこつ)で関節が作られています。この骨と骨がゆるんだり、ズレてしまっていると、「ゴリゴリ」、「ゴトゴト」と音がします。
原因は、過去に手首のねんざがあったり、ゆるんだ靭帯が元に戻っておらずそのままになっている事が考えられます。

「手根骨」(しゅこんこつ)

手根骨

 

  • 舟状骨(しゅうじょうこつ)
  • 月状骨(げつじょうこつ)三角骨(さんかくこつ)
  • 豆状骨(とうじょうこつ)、大菱形骨(だいりょうけいこつ)
  • 小菱形骨(しょうりょうけいこつ)
  • 有頭骨(ゆうとうこつ)、
  • 有鈎骨(ゆうこうこつ)

の8個の骨で、4個+4個、上下2段で構成されています。

「ギシギシ」と鳴るのは腱が硬くなっている

ギシギシと、雪の上を歩くような音が鳴る場合、腱(けん)が異常を起こして柔軟性が無くなり硬くなった状態です。
ひどくなれば腱鞘炎になります。
使いすぎが主な原因です。

 

手首が鳴るようになった場合どうすればいいか

3つの原因がありましたね。

  • 関節包内での音
  • 関節のズレや靭帯のゆるみ
  • 腱の硬さ

いずれにせよ、関節はズレている可能性があります。

  • 痛くは無いけど、握力が減った。
  • 日中は痛くないけど、朝は痛みを感じる
  • 腕立て伏せや、手をついた時に違和感がある。

これらに該当する場合は、早めに整形外科を受診しましょう。

他に治療するところだと、整骨院(接骨院)、鍼灸院があります。
ただし、

整骨院で保険治療を希望する場合、あきらかな受傷理由がないと保険適応できません。(急性・亜急性のみ)
何となく痛くなった症状を保険で施術する整骨院は不正請求をしています。

鍼灸院で保険治療を希望する場合、医師の同意書があれば可能です。

整体院・カイロプラクティックは民間資格です。治療技術の当たり外れが大きく、万が一悪化しても自己責任になります。
注意しましょう。

 

急死のプレイメイト、死因はカイロプラクティックだった

2016.1024Yahoo!ニュースに出ていた記事です。アメリカでの話ですが、首の関節を調整することで死亡例もあります。

ロサンゼルス郡検視局によると、彼女は亡くなる数日前、首にカイロプラクティックの施術を受けていた。指圧療法士が首を曲げた際、左の椎骨動脈が裂けてしまったという。椎骨動脈は、首の左右に二本通る動脈で、脳に血液を送るという重要な役割を担っている。この動脈が傷つけられたことで血流が妨げられ、脳卒中を起こしたことが直接の死因となった。Yahoo!ニュース

手首の痛みがある場合テーピングがおすすめです

手首が「ポキポキ」「「ゴリゴリ」「ギシギシ」鳴る場合、痛みがなければ気にしなくてもいいかもしれません。
しかし、違和感や痛みがだんだん強くなった時に覚えておくといいのが「テーピング」です。

  • テーピングってスポーツする人だけでしょ?
  • 1人でなんか難しそう

そう思うかもしれませんが、手首の場合とても簡単です。
こちらの動画をご覧ください。
音声がでます

「エレキバン」で有名な、ピップが提供している動画です。簡単なテーピングの貼り方を解説しています。

書籍などによって、やり方は色々あります。共通しているのは手首を固定することです。

手首のテーピングの貼り方

  • テープの長さは、手首1周分+1センチ
  • 半分に折って、折れ目から紙をやぶる。
  • 手首の関節に背側から引っ張って貼ります。
  • 内側はテープを引っ張らずに貼る。
  • 外側もテープを引っ張らずに貼る

 

女性はお肌がデリケートなので、かぶれやすい人はサポーターを使用するといいでしょう。

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要は、手首の関節を固定できればいいので、おばちゃんのアクセサリー?輪ゴムを2重にして巻いても痛みが軽減します。

 

手首の痛みを根本的に改善したい方

マッサージ

ハンドマッサージ機や、ゴルフボールなどを用意して、肘から下をマッサージしましょう。
内側(掌側)、背側(甲側)全部やりましょう。

 

とくに内側は重要です。なぜならば、筋肉は曲がる側(屈筋)の方が筋力が強いので、曲がるように縮んでしまいます。
そのままだと関節のズレになり痛みが出てしまいます。

イラストをご覧ください。

手関節の動き

手首の関節は、尺屈(内転)、屈曲の方が動きやすく出来ています。

なかなか改善しない場合は医療機関を受診するか、マッサージの範囲を「腕全体や肩まで」と広げていきましょう。

最後に

手首が鳴る理由は3つありました。
「ポキポキ」「「ゴリゴリ」「ギシギシ」とそれぞれ音が違い理由も違いました。

ほとんどの場合、痛みもなく「気がついたら鳴らすクセ」がついた人です。

結論として、大きな病気のサインなどではありません。しかし、腱鞘炎に鳴る場合もあり、鳴らし続けるのは控えたほうがよいです。

 

 

 

 

 

 

画像引用先:人工関節ライフ※1
参照サイト:womenshealthmag.com※2

 

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