赤ちゃんの出生体重減少と先天の気  産経新聞より

東洋医学五行論
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産経新聞に興味深い記事がありました。

「赤ちゃん 出生体重、戦前を下回る 母体の痩せすぎ、喫煙が影響」

減り続ける赤ちゃんの出生体重が、戦前の水準さえ下回ったことが26日までに分かった。先進国で減っているのは日本だけ。要因は女性の痩せ志向で、喫煙やストレスなども絡む。胎児期に発育が抑制されると、生活習慣病の危険が増すという。専門医は女性の健康確保や胎児からのメタボ対策など、個人に加え社会全体の取り組みを訴える。(八並朋昌)

中医学では「気」(精)というものは生命活動を維持するための基本物質といわれており、黄帝内経『素問』金匱真言論という昔の医学書にも「精者身之本也」精とは身体の根本である。と書かれています。
この記事を中医学的に読むと、親からもらう気(先天の気)が不足する為に、体重減少で生まれてくると思います。
人始生.先成精.精成而腦髓生.骨爲幹.脉爲營.筋爲剛.肉爲墻.皮膚堅而毛髮長.(人が生まれるにはまず精があり、精は脳髄を生み、骨を幹とし、脈で栄養を送り、筋肉を作っていき、皮膚も丈夫になり、髪の毛も生える)黄帝内経『霊枢』経脈
将来の事を考えると痩せすぎはダメですね。先天の気が不足すれば、虚証タイプの人が増えます。それを補う為に、後天の気(飲食物からいただくエネルギー)をたくさん摂取しないとダメですが、急激にとったりすると糖尿病や腎病のリスクもあがります。
気(精)は一人で終わるのでなく受け継がれていきます。

≪20年で200グラムも減少≫

 「驚くべきことだ。昭和55年から平成12年の20年で平均出生体重は約200グラムも減った。60年前の戦前の平均さえ下回っている」
 昭和大学医学部小児科教授・副院長で日本小児科学会新生児委員会委員長の板橋家頭夫さん(55)は語気を強める。
 厚生労働省は昭和35年から10年ごとに行う乳幼児身体発育調査で、最新の平成12年調査結果を翌秋発表した際、平均出生体重の減少について、「前回(2年)と比べやや減少」などと危機感を示さなかった。この時の平均は男児3040グラム、女児2960グラム。最高だった昭和55年の3230グラム、3160グラムから20年で約200グラムも減り、昭和35年平均も下回っていた。
 しかし、最近になって板橋さんが戦前の記録を調べ直したところ、昭和15~17年平均(3050グラム、2970グラム)さえ下回っていることが分かったのだ。
 「成人の体格が大きくなっている先進国では出生体重も増加しており、減っているのは日本だけ。海外の研究者も驚きをもって注目している」と板橋さん。
 日本の出産適齢女性の平均身長も昭和22年の20歳で150・4センチ、26~30歳で149・4センチから、平成17年は20歳158・3センチ、26~29歳158・5センチと8~9センチも大きくなっている。
 にもかかわらず新生児が小柄化した背景には、過度の痩せ志向がある。厚労省の国民栄養調査で同世代女性のBMI(肥満指数)平均は「ふつう」(18・5以上25・0未満)の範囲ながら、昭和22年の22・4と22・0が平成17年に21・1、20・4まで下がっている。
 ≪生活習慣病拡大も≫
 喫煙やストレス、民族的な遺伝なども絡む。「痩せ過ぎなどで子宮機能が悪化すると胎児に十分栄養が供給されない。たばこを吸えば胎児は酸欠になり、ニコチンにさらされる」。実際に厚労省調査では、母親本人の喫煙だけでなく、父親らによる受動喫煙でも、本数が増えるほど出生体重が減っている。
 新生児の小柄化を象徴するのが低出生体重児(2500グラム未満)の急増だ。厚労省統計では、全出生数に占める割合が平成5年の6・8%から16年には9・4%に増えている。
 「胎内環境が悪いと、胎児はその環境に合わせて発育を抑制するプログラミングが行われる。出生後に発育が追い着いても、急に栄養を取るようになれば、内臓肥満から始まって糖尿病や腎不全、動脈硬化や脳卒中など生活習慣病にかかりやすくなる。2500グラム以上でも小柄な新生児にはこの傾向がある」
 さらに、「母体からのストレスホルモンにさらされると、出生後にちょっとしたストレスで肥満になることや、キレるなど行動異常につながるという研究結果もある」と指摘する。
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