療をおこなっているので、生活指導のひとつとして立ちかたや座りかたを伝えています。当たり前の動作ですが、間違っておこなっている人が多く、とくに女性は大問題! そうです。足が太くなります。

 

間違った立ちかた=無駄な筋力を使う=無駄な筋肉がつく=太くなる

 

上半身は痩せているけど下半身が痩せないという女性はほぼこのパターンです。

 

 

治療中は、下半身を痩せさせるために指導はしていません。しかし、指導して立ちかたを変えた人達はみんな

  • 「足が軽い」
  • 「腰が痛くない」
  • 「立ち仕事でもむくみが軽減した」
  • 「美脚になれた!」

と驚かれます。

とくに印象的だったのは、腰痛で来院していた吹奏楽部の女子中学生。お母さんから間違った指導をされていたため、足を太くもしていたし、腰痛にもなっていました。

ちょっとしたコツで美脚のポイントがわかります。治療のメカニズムを下半身痩せ程度なら簡単に応用できます。

そのポイントはたった3つ

  • 1番簡単な下半身が痩せる方法は姿勢
  • 2番目はとにかくむくみを改善させる
  • 3番目は筋肉をつける

今回、お伝えする内容は、「むくみ」も「脂肪」も「セルライト」も、最終的には筋肉の状態が重要になると思っておいてください。

女子中学生でも理解できた内容を文字や画像で、できるだけわかりやすく説明いたします。

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下半身が痩せない原因

下半身痩せない理由

下半身が痩せない原因は複数考えられます。

  1. 姿勢
  2. 遺伝的なもの(骨格や筋肉の質)
  3. 運動量
  4. 食生活
  5. 病気

※5.病気の詳細は除外しています。

1.下半身が痩せない原因:姿勢

失礼な言いかたですが、下半身太り=下半身デブと呼ばれる状態。

上半身が痩せていて、下半身太りの人は食事によるダイエットをしてもまず痩せません。

多くの場合、下半身痩せにはカロリーは関係なく、姿勢の悪さが影響しています。

 

例えば立ちかた。信号待ちのときに片足に体重をかけて立っていませんか?

もし該当しているなら体重をかけた足は太くなり、股関節の状態も悪くなります。その結果、痛みやしびれが出る可能性もあります。

下半身が痩せないのは姿勢なのかチェック

  • 気がつくといつも決まった足に体重をかけている
  • 座っているとき、足を組みたい。または、片膝を立てたい
  • 地べたに座るときは、女の子座り(アヒル座り)。または、横座りだ
  • 歩くときつま先が内側を向いている
  • 靴のすり減りかたが左右で違う
  • 猫背と言われる

心当たりがある人は、即効性あり!「立ちかたひとつで足が細く見える」からご覧ください。

 

2.下半身が痩せない原因:遺伝的なもの(骨格や筋肉の質)

背の高さは80%遺伝します。※

※マサチューセッツ工科大学とハーバードの研究者が、ヨーロッパ、北米、オーストラリアなど約25万人分の遺伝データを調べてわかったこと。

出典:reuters

背の高さは80%遺伝しますが、身長だけでなく

  • 顔の形
  • 骨盤の形(男女差はあります)
  • 筋肉の質(体型)

など、先天的に親からの影響をうけています。だけど、親が太っているから何をやっても太ってしまうわけではありません。メイクアップのように日々の努力で下半身痩せは可能です。ただ、気を抜いて何もしなければ太りやすいです。

 

若いころのご両親の写真を見たことありますか? 現在のご両親より痩せているなら下半身痩せは可能です。※

※とくに食生活(塩分や肉が多い)や生活様式(歩くことが少ない)など後天的なことも親の影響があると感じています。

下半身が痩せないのは遺伝的なものかチェック

  • 体型が親にそっくりだ
  • 友人など他の家庭で食事をいただいたとき、味が薄く感じる

遺伝だとしても姿勢が重要です。「立ちかたひとつで足が細く見える」からご覧ください。

3.下半身が痩せない原因:筋肉(運動)

姿勢と関係性が深いものが筋肉です。下半身痩せできない人を筋肉からの視点でみると

  1. 筋肉がない(セルライトが多い)
  2. 間違った筋肉の使いかた
  3. 筋肉の質(遅筋:ちきん・速筋:そっきん)

この3つにまとめられます。

筋肉がないと筋肉のポンプ作用が働かずむくみやすくなります。

立ちかたが間違っていると、無駄な筋肉を必要とするので筋肉により足が太くなります。

3つ目の筋肉の質ですが、筋肉はふたつにわけることができます。

  • 遅筋 マラソン選手のように、細いが持久性のある筋肉
  • 速筋 短距離走などパワーのあるマッチョな筋肉

速筋タイプの人は足が太くなります。 

東京大学大学院教授で、日本の筋肉研究の第一人者である石井直方先生が、講談社現代ビジネスプレミアムでこう答えていました。

「いま『遅筋を速筋に変えることはできないが、速筋は訓練次第でほぼ完璧な遅筋に変えられる』ということがわかってきています。

つまり、生まれつき遅筋の多い人がいくら頑張ってもスプリンターになることは難しいですが、速筋の多い人は、トレーニング次第では優秀なマラソン選手にもなれるのです」

引用:講談社現代ビジネスプレミアム

正しい方法を知れば、ほっそりしていても筋肉のある足になれます。

下半身が痩せないのは筋肉が原因かチェック

  • 運動は体育の授業くらいだった(筋肉がない)
  • 足がむくみやすい(筋肉がないor運動不足)
  • 足が冷える(筋肉がないor運動不足)
  • 足がつる(間違った使いかたor運動不足)
  • ヒールを履くとすごい疲れる(間違った使いかたor運動不足)
  • 部活をやっていたが下半身だけ筋肉が多い(速筋が多い)

コラム:上半身より下半身のほうが筋肉量が多い

解剖学の書籍によって違いはありますが、下半身の筋肉量は全体の60%~70%を占めています。

コラムの続きを読む

肩こりや頭痛の原因が下半身からの影響で発症していることはよくあります。

下半身からの影響で猫背になっている患者さんもいます。

トレーニングのやりかたを間違えると無駄な筋肉が多くつきます。下半身の筋肉のコンディションが悪ければ血管やリンパを圧迫しやすく、しびれやむくみ、足の冷えにも関係します。

4.下半身が痩せない原因:食生活

ジャンクフード

暴飲暴食です。しかし、食生活が原因で下半身だけ太ることはまずありません。全体的にぽっちゃりさんになります。

  • 男性は内臓脂肪型(りんご型)
  • 女性は皮下脂肪型(洋ナシ型)

内蔵脂肪、皮下脂肪 引用

画像引用:医学ボランティア会JCVN

女性のかたには残念なお知らせですが、皮下脂肪(洋ナシ型)は落としにくいです。

なぜなら、運動によるエネルギー消費はまず内臓脂肪から使っていきます。もちろん女性のぽっちゃりさんにも内臓脂肪はあるはずなので、トレーニングをすると体重は減ってきます。しかし、体型の変化を感じてくるのはしばらくあとになります。

内臓脂肪型の特徴 ・運動によって脂肪が取れやすい(即効性あり)
・男性に多い
・放置していると生活習慣病(高血圧、糖尿病など)になるリスクが上がる
皮下脂肪型の特徴 ・運動によって脂肪が取れにくい(即効性なし)
・女性に多い
・お腹だけでなく、下半身(お尻、太もも)にもつく

内臓脂肪型か皮下脂肪型を測定する方法

米医学誌「JASN」(電子版)にオランダ・フローニンゲン大学医学部のArjan J. Kwakernaak氏らが発表した方法です。

腹囲(ウエストサイズ)を臀囲(でんい=ヒップサイズ)で割る(ウエスト/ヒップ比)

ウエスト(センチ)÷おしり(センチ) 

内臓脂肪型 男性 1.0以上
女性 0.9以上
皮下脂肪型 男女とも 0.7以下

※ただし、欧米での調査なので、日本人にすべて当てはまるかは疑問が残ります。参考程度にしてください。

下半身が痩せないのは食生活が原因かチェック

  • ジャンクフードがやめられない
  • 外食が多い
  • 夜遅くに食べることが多い
  • ストレス発散方法が食べることだ
  • 1年前より体重が増えている
  • そもそも体重計に乗らない
  • 炭水化物、甘いものがやめられない
  • お腹の肉がつまめる(皮下脂肪型)
  • 便秘ぎみだ
  • 舌が「ぼてっ」としている(歯型がついている場合もあり)

関連記事:便秘ぎみでぽっちゃりタイプの人は、漢方薬でダイエットできます。

くわしくはこちら>>防風通聖散は効果ない?痩せない理由や副作用を漢方医に学んだ鍼灸師が解説

 

淡白舌2胖大舌

例)舌がぼてっとしている→胖大舌(はんだいぜつ)

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次は、「下半身痩せを短期間で成功させるテクニック」を紹介します。

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