風邪 一日で治す方法【東洋医学の力】感冒を治すならお灸と乾布摩擦

風邪が流行る時期になってきました。

多くのかたは、「風邪をひくと風邪薬を飲んで寝る」という行動をします。

しかし、風邪を自分で治す方法もあるのです。

今回は、東洋医学の知恵と懐かしい乾布摩擦のお話です。

風邪 一日で治す方法

  • とにかく水分を摂りましょう。水よりOs1やポカリスエットが体内に吸収されやすいのでオススメです。
  • お灸を風門にすえましょう。
  • 風邪をひいたあとは、無理ですが予防として乾布摩擦を日課にしていきましょう。

風門の位置はこちらをクリック

風邪は東洋医学的にいうと「ふうじゃ」と読みます。

※風邪のことは感冒(かんぼう)と言います。

風邪とは、風の邪気のこと。

中国ではこの風は、大陸の黄土高原の黄砂を運んでくるともいわれます。そこで風が吹くと目が悪くなると春と目の病気を結びつけて考えられていました。これが落語などに聞く、桶屋の話につながったとも思われます。

風が吹くと桶(オケ)屋がもうかる、昔の人はよくこういう表現を使いました。風が吹くとホコリが立ち目に入ると目が悪くなります。目が見えなくなると三味線を持って門付けをする人がふえ、三味線の需要がふえてくると猫が減ってきます。猫が減ると、ネズミがふえ桶をかじります。だから桶屋がもうかるというわけです。

風邪の特徴

風は自然の発育に大きな影響を与えます。山の杉やヒノキも谷間の風当たりの強くない場所では、真っすぐに伸びているが、強風の当たるところの木は曲がって育っています。

適当な風は木をよく育てますが、度を超した風は木を傷つけるものです。

これは人体にもいえます。風が体に入ると「風邪」となり、くしゃみせき、悪寒と次々と病気をひき起こしてきます。そこで風邪は万病の元ともいわれています。

中医学的には百病の長と言います。

中医学的では、背中から風が侵入すると考えられています。背中には"風門(ふうもん)"というツボが狙われる傾向に。門は出入りする場所、つまり風邪が侵入する門ということで風門と名づけられているのです。

風門のツボの位置は

風門の位置

風門の位置は、第二胸椎棘突起の下より両側へ一寸半(約4.5cm)にあります。もっとわかりやすくいえば、右手で肩越しに背骨を押さえて下さい。中指が背骨にふれ、そのとき親指の当たるあたりが風門のツボです。

左右両方あります。

「風邪をひいたなあ」、と思ったらまず乾いたタオルでゴシゴシこの付近を赤くなるまでこすってやって下さい。

懐かしい乾布摩擦です。

そうすることで、風邪の侵入をシャットアウトするのです。

悪寒がしてぞくぞくする時は、両肩、背骨の上の部分をむすぶ線上を乾布まさつすると気分もよくなります。昔の人が寒い日にも乾布まさつしていたのはまさに生活の知恵です。

さらに本格的に風邪を自分で治す方法なら、お灸を使いましょう。

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お灸がむずかしいようなら、ドライヤーで風門を温めるのもよいでしょう。

「それにもうひとつ、ヒジの関節の内側3つほど下に孔最(こうさい)。というツボがあります。熱病で汗が出ないのを治すのに、もっとも効果的なツボという意味でこう名付けられています。あわせてこ乾布摩擦をやるといいでしょう。

孔最の位置

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