バレーボールによる膝痛症例。ジャンパー膝が改善

お名前K. TOMO

年齢 40代

性別 (女)

来院理由

膝痛

大好きなバレーボールを続けたくて通っています。練習をやった翌日は 膝痛がひどく歩くのも辛かったのが今では週に5回練習もこなせるうになりました。

動けるうになるともっとやりたいと無理してしまい先生の治療なくしてはいられません。

花粉の時期には耳つぼの針治療で症状がとても回善されてます。そしてイケメンです!!

バレーボールを学生時代からママさんバレーでも続けている女性の患者さん。

バレーボールへの情熱はヒシヒシと感じますが、両膝はサポーターをして練習後は膝に熱感が出るほど酷使されていました。

見た目も腫れており、膝が伸びない状態(膝伸展障害)が両膝にありました。

鍼灸治療的にバレーボールによる膝痛を診断

脈:沈、やや遅

※東洋医学的には、症状と関連するものは少なかったです。

整体治療的にバレーボールによる膝痛を診断

右への側屈、ねじれが強い。

右膝は曲がらない。握りこぶし1個半まで

右膝以外にも、左腰痛、左下腿(ふくらはぎ付近)が肉離れを起こしそうで怖いとのコト。

バレーボールによる膝痛治療

1回目

整体で体のバランス調整

左委中、大椎

命門・腎兪・大腸兪→お灸

右太谿→火針

右陽陵泉


2回目5週間後来院

※所沢から荻窪までで、なかなか時間がなかった。通常5週間も間隔があくと、初回の治療が活かされません。

膝の痛みは右膝のウラで感じる。他は左腰の痛み。

左下腿の肉離れになりそうな感覚はなくなった。

整体で体のバランス調整

左委中、大椎

右股関節の調整

右陽陵泉

左太谿


3回目25日後来院

膝痛より、花粉症がやばいと来院。

整体で体のバランス調整

委中、大椎

右殷門、右環跳、右侠谿、左陽陵泉、右太谿

花粉症用耳つぼ:副腎、内鼻

その後も月1度程度で来院されています。

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バレーボールによる膝痛を改善させるには

今回の患者さんの膝痛の場合、明らかな使いすぎ(オーバーユース)です。

ママさんバレーの場合、体育館での練習時間も限られており、ウォーミングアップ・クールダウンの体操やストレッチがおろそかになりがち。

試合や練習後には居酒屋で打ち上げという場合もあるでしょう。

学生時代ならケアは、ほどほどでも修復能力が高いので回復する場合もあります。しかし、大人の場合、そうは行かないのでセルフケアの重要性をお伝えしました。

整形外科などにいけば、ジャンパー膝(膝蓋腱炎(靱帯炎))と呼ばれる症状でしょう。

バレーボールやバスケットボールのようにジャンプをしすぎると大腿四頭筋(ふともも前の筋肉)の柔軟性が低下して膝(お皿)に過剰な牽引力がかかり(膝蓋腱)、筋肉などに損傷をきたし、炎症が起きます。

下手をすると筋繊維が切れてしまいさらにひどい痛みになります。

痛みの症状として、膝前面の痛み局所の熱感、腫れを伴います。

一般的に、うつ伏せで膝を曲げると、モモ前面の突っ張ったような痛みが出るのでお尻が上がります。

※今回はそもそも膝が曲がりませんでした。

実際に患者さんをみていても、痛みや腫れ・熱感があったので、2日に一度位は来院してもらいたい状況でした。

所沢だったので、とにかく重要な試合以外は休む。必ず練習後はアイシングをする。ウォーミングアップやクールダウンをおこなうことを伝えました。

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